DX促進に伴って導入した様々なデジタルツールは、各業務で利用する全員が使いこなしてこそ、投資効果が見込めるもの。一方、使い勝手のよしあしにはバラつきがあり、十分活用されるには至らないケースも珍しくありません。
そうした課題解決に役立つのがデジタルアダプションプラットフォーム。ツールの利用を定着化させて、業務効率を向上させるなど、主な導入効果を6つ紹介します。
経費精算システムを導入した場合、従業員全員の利用が大前提ではあるものの、ITスキルに難がある人は操作に時間がかかってしまい、時間のムダにもなりかねません。こういうシーンで、デジタルアダプションプラットフォームならシステム上で停滞しがちな箇所を分析~抽出して、適切なガイドを表示できます。
無理やりシステムを使わせるのではなく、誰もが容易に使えて、操作時間の短縮=業務の効率化といった効果も生まれるわけです。
社内システムの社員教育ならマニュアルやチュートリアルの作成、エンドユーザー向けオンラインサービスならサポート業務は手間もコストもかかるもの。
デジタルアダプションプラットフォームを利用すれば、ユーザー自身が操作を学びながらシステムを使いこなせるようになるため、問い合わせ対応や研修教育に関する手間やコストの削減という効果が期待できます。
デジタルアダプションプラットフォームを使うと、メーカー・ベンダーが違う様々なシステムやアプリケーションのユーザー行動を一元的にデータ収集して、画面遷移やクリック、離脱など細部にわたって分析できます。担当者の経験則や主観など属人化した評価ではなく、可視化したデータをビジネス指標として活用できます。
デジタルアダプションプラットフォームには、ユーザーの評価を収集するフィードバック機能があります。フリーワードによる定性調査、5段階評価などによる定量調査の両方を使い分けて、ユーザーエクスペリエンスを調べることが可能です。
システムやサービスを改善するための参考になりますし、今後の戦略立案にも活用できるでしょう。
DXを促進する中で導入したソフトウェアやサービスは、従業員が実際に使いこなして業務改善を実現してこそROIの向上という結果を出すもの。
デジタルアダプションプラットフォームによるガイド機能は、個々のユーザーに対してパーソナライズされたガイドができるため、人的サポートやシステム改修をしなくても、効率的な利用促進が可能。ROI向上が期待できるわけです。
デジタルアダプションプラットフォームを使って収集・分析したデータは、提供されるAPIを介して他のシステムと連携させることも可能です。
例を挙げると、クラウドサービスの無料トライアル版とデジタルアダプションプラットフォームを連携させることで、ユーザーエクスペリエンスの向上を実現。有料版のコンバージョンを促進する効果も期待できます。
下記のボタンをクリックするとDAPの選び方のコツを紹介しているよ。デジタルアダプションプラットフォーム導入を検討している方はぜひ見てみてね
2023年3月時点で日本においてデジタルアダプションプラットフォームとして売り出されている製品は3つ。そのうちデータ先行型とガイド先行型でおすすめの製品をそれぞれ1つずつ紹介します。
「データ先行型」か「ガイド先行型」か
引用元:Pendo公式HP(https://jp.pendo.io/)
引用元:Techtouch公式HP(https://techtouch.jp/)
自社の課題に照らし合わせ適切な製品を導入しましょう
Pendo選出理由:Google検索してヒットする日本で展開しているデジタルアダプションプラットフォーム3社(2022年3月1日時点)のうち、製品情報が詳しく明記されている企業の中から、データ分析機能をメインで謳っているデジタルアダプションプラットフォームの製品として選出。
Techtouch選出理由:Google検索してヒットする日本で展開しているデジタルアダプションプラットフォーム3社(2022年3月1日時点)のうち、製品情報が詳しく明記されている企業の中から、ガイド機能をメインで謳っているデジタルアダプションプラットフォームの製品として選出。