「ソフトウェアの利用状況が把握できず定着しない…」とお悩みの企業は多いようです。
デジタルアダプションプラットフォームを導入することで、システムを定着化させることが可能です。ここでは、実際の導入例を3つご紹介します。
統合プラットフォームBoomiでは、プロダクト主導のアプローチを行いたいと考え、実現するための適切なツールを選定。
プラットフォームの利用状況に関して、深いレベルのインサイトを提供してくれるシステム、あるいはその情報に基づいて迅速にお客様のニーズを満たしてくれるツールとしてPendoを選びました。
単なるアナリティクスだけ、ガイドだけ、という観点ならさまざまなツールがありますが、Pendoは、アナリティクスとガイド、どちらも達成できる点が魅力です。
チームはPendo導入後すぐにユーザーの行動データにアクセス。その情報をもとに、ユーザーの成功を促進するためのプロダクト主導の戦術を開発し、熱心なユーザーとのエンゲージメントに優先順位を付けて、プロダクト計画に反映させることができました。
Pendo導入によって、ユーザーオンボーディングの最適化に成功。PendoのインサイトでBoomiのプラットフォームがどのように使われているかを把握することで、有料ユーザーであれ、トライアルユーザーであれ、セルフサービス式で初日からすぐに使い出し、プラットフォームの価値を見い出せるようなアプリ内オンボーディングプロセスを作成できました。
さらに、無料トライアルユーザーが購入に至るまでの時間も短縮。販売までの期間は3カ月から1カ月に短縮され、66%の削減となったそうです。
参照元:Pendo(https://jp.pendo.io/customers/5-ways-boomi-is-becoming-product-led-with-pendo/)
大日本印刷では、グループ全体のDXを推進する中で、「経費精算DX」を目的としたSaaSを導入しました。過去に自社開発した経費精算システムの老朽化が進んでおり、刷新への要望が社内から多く集まっていたからです。
しかし導入後に、従業員への定着化が難しいという課題が浮き彫りに。海外のSaaSはUIやルールが日本の商慣習に合わなかったのです。
膨大な量のマニュアル作成や、長時間にわたる導入研修、ヘルプデスクの人員整備といった対策をとったものの、効果は限定的で、問い合わせ率と経理担当者による差し戻し率ともに下げ止まりしていました。
そこで、効果的なツールを探し、テックタッチを導入。
従来掲示板・メール等で知らせて問い合わせの増加に繋がっていた事項をシステム画面上に表示するようにしたり、使用頻度の高い申請において、注意が必要となる操作を実行するタイミングで注意喚起を表示したりするようにしました。
例えば、定期的な人事異動の際に問い合わせが増加する、経費精算の注意事項・承認ルートの変更の周知にテックタッチを活用。これまではメール等のお知らせを見逃してサービスデスクへの問い合わせが増加していましたが、経費精算システムを開くとすぐに注意事項が表示されるようにしたところ、従業員が迷うことなく、新しいルールに従って操作ができるようになりました。
また、注意事項なども操作しながらチェックできるようになったことで、差し戻し数の減少を実現できました。
参照元:Techtouch( https://techtouch.jp/cases/dnp/)
NECネッツエスアイでは、テレワークの全社的な実践はもちろん、Salesforceを中心にZoomやSlackなど連携して、営業活動の高度化などを行っています。
Salesforce Sales Cloudを導入し、営業担当の約1,100名がその仕組みを利用しているものの、導入から約半年が経過した時点では、利用頻度の高いユーザーとそうではないユーザーの間に温度差が非常に大きいことが課題でした。
そこで、定着化(デジタルアダプション)のプラットフォームにWalkMeを導入。初期構築の後の機能追加を内製化して、タイムリーに提供できるような環境を整えました。
例えば、Salesforceに新しい顧客情報を登録するためのガイダンスや、Chatterで活動報告をするときの「半自動化」のガイダンス。新しいガイダンスが追加されると、Salesforceの起動時にポップアップでお知らせが出るなど、ユーザーに知ってもらう工夫も施しました。
WalkMeの導入してから、アプリケーションの利用頻度が平準化し、トラッキングできるようになりました。
また営業のオンボーディングも迅速化するなど効果を発揮しています。
参照元:WalkMe(https://walkme.co.jp/customer-stories/necnetsi/)
このメディアでは、利用目的別におすすめのデジタルアダプションプラットフォームを紹介しているよ。DAP選びの参考にしてね
2023年3月時点で日本においてデジタルアダプションプラットフォームとして売り出されている製品は3つ。そのうちデータ先行型とガイド先行型でおすすめの製品をそれぞれ1つずつ紹介します。
「データ先行型」か「ガイド先行型」か
引用元:Pendo公式HP(https://jp.pendo.io/)
引用元:Techtouch公式HP(https://techtouch.jp/)
自社の課題に照らし合わせ適切な製品を導入しましょう
Pendo選出理由:Google検索してヒットする日本で展開しているデジタルアダプションプラットフォーム3社(2022年3月1日時点)のうち、製品情報が詳しく明記されている企業の中から、データ分析機能をメインで謳っているデジタルアダプションプラットフォームの製品として選出。
Techtouch選出理由:Google検索してヒットする日本で展開しているデジタルアダプションプラットフォーム3社(2022年3月1日時点)のうち、製品情報が詳しく明記されている企業の中から、ガイド機能をメインで謳っているデジタルアダプションプラットフォームの製品として選出。