デジタルアダプションプラットフォームを導入することで、「アプリ登録者数が増えない」課題を解決することが可能です。ここでは、登録者増加につながった事例を2つご紹介します。
中小・中堅企業向けマーケティングオートメーションツールAct-On Softwareの課題は、誰が何のためにツールを使っているのかが分からないことでした。
「お客さま企業の成功に役立つ製品を提供している」という自負はあるものの、「使っている人はいると思うんだけど…」というような曖昧な前提に基づいていたため、ユーザーに関するより詳細な情報が必要でした。
Pendoを導入することで、何がクリックされているのかを調べたり、ユーザーのアプリケーション内の行動経路やユーザーデータを把握したりすることが可能になりました。
当初はプロダクトマネージャーだけが導入していましたが、やがてカスタマーサクセスや営業の担当者も、それぞれのニーズに合わせてPendoを使うようになりました。
より詳細なプロダクトデータをもとに、新機能の開発と展開のアプローチ変更を行うことができるようになりました。また、プロダクト使用状況データを参照することで、アプローチすべき顧客を特定するだけでなく、顧客との新たなコミュニケーションツールとしても活用。
例えば、お客様のために各地で説明会を開催する際は、Pendoで地域別にお客様をセグメント化することで、お客様の地域に関連性の高いニュースやインサイトをアプリ内で提供できるようになり、その結果、登録率が向上しています。
参照元:Pendo(https://jp.pendo.io/customers/act-on-increased-event-registration-through-in-app-invitations/)
不動産情報サービスを提供するアットホーム株式会社では、不動産会社向けに「ATBB(不動産業務総合支援サイト)」を提供しています。
しかし、ATBBには、入力項目が大量にあるが故にユーザーの入力ミスが多い、全ユーザーに同一UI/UXで不便を感じる、などの課題がありました。このため、使い方を分かりやすく伝え、利用促進につなげられるようなツール導入を検討していました。
ATBBは、必須項目で100項目、任意の補足項目で300項目の入力が必要な上、50枚の物件画像や40種類の帳票といった大量の情報登録をしなければなりません。
そこで、テックタッチを導入し、カスタマーセンターへの問い合わせが特に多い箇所に「テックタッチ」のツールチップを設置。また、誤入力削減のために、誤入力が頻繁に起きているページに、入力補助のガイドも設置しました。
結果、エラー発生率が30%削減。それに伴いカスタマーセンターへの問い合わせも20%減少しました。また、ユーザーの誤入力とアットホーム側の作業時間を50%削減することに成功。
さらに、業務効率化に向けた新しい取り組みや便利な新サービス・機能を提供する際は、ユーザーのログイン時に案内を表示するようにしたところ、「月極駐車場」情報をWeb上で簡単に掲載・検索できるサービス「パーキングマップ」の駐車場登録数が2.3倍、駐車場の検索数が1.6倍に増えました。
参照元:Techtouch(https://techtouch.jp/cases/athome/)
このメディアでは、利用目的別におすすめのデジタルアダプションプラットフォームを紹介しているよ。DAP選びの参考にしてね
2023年3月時点で日本においてデジタルアダプションプラットフォームとして売り出されている製品は3つ。そのうちデータ先行型とガイド先行型でおすすめの製品をそれぞれ1つずつ紹介します。
「データ先行型」か「ガイド先行型」か
引用元:Pendo公式HP(https://jp.pendo.io/)
引用元:Techtouch公式HP(https://techtouch.jp/)
自社の課題に照らし合わせ適切な製品を導入しましょう
Pendo選出理由:Google検索してヒットする日本で展開しているデジタルアダプションプラットフォーム3社(2022年3月1日時点)のうち、製品情報が詳しく明記されている企業の中から、データ分析機能をメインで謳っているデジタルアダプションプラットフォームの製品として選出。
Techtouch選出理由:Google検索してヒットする日本で展開しているデジタルアダプションプラットフォーム3社(2022年3月1日時点)のうち、製品情報が詳しく明記されている企業の中から、ガイド機能をメインで謳っているデジタルアダプションプラットフォームの製品として選出。