「入力ミスがなかなか減らない」「マニュアルを手放せない」とお悩みの企業は多いようです。デジタルアダプションプラットフォームを導入することで、マニュアルがなくてもシステムを活用できるようになります。
ここでは、実際の導入例を2つご紹介します。
生産性向上を目的に、経費精算システム「Concur」を導入したものの、思っていた以上に仕様設定に制限があり、使いづらさを感じていました。
自社でカスタマイズを行うこともできないため、ベンダーに有料で従業員用の作業マニュアル作成を依頼したり、導入プロジェクトの担当メンバーを中心に操作説明のための動画を作成したりと、さまざまな工夫を実行。
しかし、それらは見てもらえないばかりか、いざシステムを使うタイミングになると「これどうなっているの?」と社内から直接問い合わせが発生しており、組織として課題を感じていました。
そこで、テックタッチを導入。ユーザーが操作でよく迷う箇所を想定し、あらかじめガイドやツールチップを設置しました。
また、全社で使用している複数のSaaSに対しても、共通のガイドを設定。業務に合わせてSaaSを適用させる中で生じるさまざまなトラブルについてもサポートできるようにしました。
ナビゲーションを設定したことで、従来発生していた問い合わせ率を33%削減、申請に対する差し戻し率も79%削減できました。
また、別途マニュアルや操作説明のための動画を作成する必要がなくなったことで、累計100時間以上の工数と作成費用を削減できています。
今後は、日々アップデートされるテックタッチの新規機能をキャッチアップして活用すると同時に、テックタッチが力を入れている「分析機能」を活用して、従業員がよりスムーズに経費精算作業を進められるようにしたいと考えています。
参照元:Techtouch(https://techtouch.jp/cases/mol/)
ヤマハ音楽振興会では、顧客情報の登録、レッスン内容の管理、レッスン料の算出と請求、講師への報酬の計算などのために20年以上使用してきた自社開発システムを手離し、パッケージソフトウェアをベースとしたシステムに移行しました。
国内の特約店150店への導入を進めていましたが、既存システムとのギャップにユーザーの戸惑いが大きく、早期定着の難しさに直面していました。
ユーザーの混乱を抑えつつ移行プロジェクトをスムーズに進めるために、WalkMeを導入。オンボーディングタスクを活用して、ユーザー一人ひとりが自分のペースでシステムの使い方を自習できる・その進捗状況が一目で把握できるようにしました。
また、アクションボットをFAQに適用し、カテゴリー検索またはキーワード検索で回答を引き出せるようにしました。
特約店への導入作業が続いているため、WalkMeの効果を正確に評価できてはいないものの、運用マニュアルだけを渡すのではなく、画面上でも操作ガイドを用意していることが好評を得ています。
また、画面の色合いや見た目のやさしさなど、ユーザーに寄り添うデザインを採用したことで、新しいシステムに対する心理的なハードルも下がっているようです。
WalkMeのインサイト機能でFAQの検索キーワードを分析することで、現場の困りごとを実績値として把握&関係者間で共有できるようになったことも大きな収穫です。
参照元:WalkMe(https://walkme.co.jp/customer-stories/yamaha-mf/)
このメディアでは、利用目的別におすすめのデジタルアダプションプラットフォームを紹介しているよ。DAP選びの参考にしてね
2023年3月時点で日本においてデジタルアダプションプラットフォームとして売り出されている製品は3つ。そのうちデータ先行型とガイド先行型でおすすめの製品をそれぞれ1つずつ紹介します。
「データ先行型」か「ガイド先行型」か
引用元:Pendo公式HP(https://jp.pendo.io/)
引用元:Techtouch公式HP(https://techtouch.jp/)
自社の課題に照らし合わせ適切な製品を導入しましょう
Pendo選出理由:Google検索してヒットする日本で展開しているデジタルアダプションプラットフォーム3社(2022年3月1日時点)のうち、製品情報が詳しく明記されている企業の中から、データ分析機能をメインで謳っているデジタルアダプションプラットフォームの製品として選出。
Techtouch選出理由:Google検索してヒットする日本で展開しているデジタルアダプションプラットフォーム3社(2022年3月1日時点)のうち、製品情報が詳しく明記されている企業の中から、ガイド機能をメインで謳っているデジタルアダプションプラットフォームの製品として選出。